金沢大学 医薬保健研究域医学系 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学

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大学院について 

Physician-scientistになろう!


「大学院での研究」というと、何か小難しくて取っ付きにくい印象があるのではないでしょうか。日本では医学生の殆どは高校から直接医学部に入学するため、科学研究の経験がほとんどないままに医師免許を取得します。そこで「科学研究」と突然言われても、漠然としていて想像力が働かないのがあたりまえです。臨床医としての仕事をこなすだけなら科学研究の経験は必要ないかも知れません。しかしそれだけでは臨床医学・医療の進歩は望めません。Research mindをもち、科学知識に基づく技術や論理を展開する能力が、皆さんが臨床で直面する様々な問題を解決する基盤となります。医学の進歩のためには、臨床試験や探索的医療が必要ですが、その遂行のためには科学研究の経験を積んだPhysician-scientist(科学研究の成果の理解に立って、臨床研究や診療を行う専門医集団)が必要不可欠です。
 教科書には書かれていない、世界の誰もその答えを知らない問題を解明するのが科学研究ですから、「大学院での研究」が皆さんにもたらす最大の成果は、「想像力を働かせた問題解決能力」に他なりません。
 このような理由から、金沢大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科では、後期研修医の皆さんに大学院に入ることをお薦めしています。研究テーマは研究室紹介(リンク)に述べられていますが、その他の自分がやってみたい独創的なテーマに取り組むこともできます。あなたもPhysician-scientistを目指しませんか?
 

大学院とは「想像力の鍛練場」


大学院に入ると・・・


 指導教官とともに4年間の在籍期間中に医学博士の学位論文を仕上げます
 基本的には1年間の「duty free!」がとれます
 関連病院へ出向していても休学をする必要はありません
 大学で臨床勤務時にも給料をもらいながら仕事ができます
 留学や海外出張の機会が飛躍的に増えます
 将来的に研究や教育に携わる際に学位は必要です