金沢大学 医薬保健研究域医学系 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学

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スーパーローテート(初期卒後研修) 
 金沢大学附属病院での初期研修の一般については、金沢大学附属病院卒後臨床研修センターのホームページをご参照下さい。ここでは、耳鼻咽喉科・頭頸部外科での初期研修について説明します。

初期研修で耳鼻咽喉科・頭頸部外科を選択しよう!



 耳鼻咽喉科・頭頸部外科での初期研修は「豊富な選択肢」が特徴です。いずれの選択肢においても、「感覚器・頭頸部外科から始まる全人医療」をモットーに、スタッフが全力で指導をしています。将来どのような専攻科に進もうと役立つ研修を提供します。

 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の初期研修は、3つのステップから構成され、研修の期間に応じてレベルアップすることができます。

Step1
プライマリーケア医に必要な耳鼻咽喉・頭頸部領域一次・二次救急疾患に対する「実践的対応法」を習得する。

Step2
日常頻度の高いもしくは重要な耳鼻咽喉・頭頸部領域疾患についてプライマリーケア医に必要な「診断への道」を習得する。

Step3
プライマリーケア医として治療可能な疾患と「治療への道」を習得する。外科的手技も実技でやってもらいます。

 これらの各Stepは、さらに目標とする細項目にわかれます。これらを広く網羅するのもよし、興味あるものに絞って深く追求するもよし、みなさんの自由です。また、さらにレベルアップしたい方のための、オプションも用意しています。これらの内容については、金沢大学附属病院卒後臨床研修センターの初期研修(耳鼻咽喉科・頭頸部外科プログラム)に詳しく記載されています。ご参照下さい。


くり返しになりますが・・・

将来どの専攻科に進もうと役立つ研修を提供します




 
Q:将来は耳鼻咽喉科以外を考えていますが・・・
A:耳鼻咽喉科・頭頸部外科もぜひ選択しましょう!

 毎日のように行う喉頭内視鏡検査で鼻腔・上咽頭・中咽頭・下咽頭・喉頭の解剖を理解すれば、最近普及してきた経鼻上部消化管内視鏡検査もバッチリです。(消化器関連)

 NBIの普及で頭頸部の表在癌も見つかるようになって来ました。中咽頭・下咽頭・喉頭の解剖を理解して上部消化管内視鏡検査にのぞめば、咽喉頭も診れる内視鏡医になれます。(消化器関連)

 下気道疾患に上気道疾患が合併することもしばしばです。慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などの上気道疾患を理解しておけば、下記道疾患の管理にも強みがでます。(呼吸器関連)

 気管切開患者を受け持つこともあるでしょう。カニューレ管理も怖くありません。(呼吸器関連)

 嗅覚・味覚・聴覚・平衡覚などの感覚器を知れば、脳神経の評価により厚みが増します。舌・咽頭・喉頭の機能を理解すれば、下位脳神経にも強くなれます。音声障害・嚥下障害も苦手になりません。(脳神経関連)

 複雑で敬遠しがちな頭頸部の画像も見慣れればよくわかります。CT・MRIの読影を苦手とは言わせません。甲状腺や頸部リンパ節、唾液腺の超音波検査も自分の手ですることができます。(放射線関連)

 咽頭・喉頭・頸部の解剖を知り、致命的になりうる感染症を知っておこう。「これは危険だ」という嗅覚を身につけ、適切に専門医へコンサルテーションできます。もちろん急性中耳炎など身近な感染症の所見もバッチリです。(一般内科・小児科関連)

 頭頸部外科は露出部の手術です。創が少しでもきれいになるような努力を怠っていません。顔面神経・反回神経をはじめ、温存する神経を愛護的に扱うようにも努めています。(外科関連)

 数えあげればきりがありません。決して損をしない選択になるはずです。

A:2W1Sで耳鼻咽喉科・頭頸部外科を選択して、自分に必要なものを身につけることも可能です。

  頸部超音波診断(甲状腺・唾液腺・リンパ節)
  気管ストーマ管理とカニューレ選択
  頭頸部画像診断入門(CT・MRI)
  頸部(露出部)の手術の基本手技
  めまいの診断と対処
  鼻出血止血処置
  耳痛患者の処置
  内視鏡を用いた上気道の観察
  額帯光源を用いた診察法と処置法


 
Q:将来耳鼻咽喉科を考えていますが・・・
A:大歓迎です!ぜひとも「外科系専門プログラム 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 専攻コース」を選択して下さい。

 平成22年度からは、金沢大学附属病院の初期研修に「外科系専門コース」が開設され、耳鼻咽喉科・頭頸部外科も参加しています。このプログラムは初期研修期間中より積極的に耳鼻咽喉科・頭頸部外科の研修を取り入れることにより、専門性を高めていることが特徴です。

 初期の段階に耳鼻咽喉科・頭頸部外科の研修を金沢大学附属病院で行うことにより,専門性を高めるための診療の基本的知識および手技を修得します.その後1年次に,内科および救急医療の研修を行い,専門性にとらわれない全人的医療の基本を身につけ,一般的疾患ならびに救急疾患への対応を学びます.2年次には,地域医療の研修により地域のフィールドで活躍する下地を育成するとともに,麻酔科の研修により外科治療の支えとなる全身麻酔に関して学びます.その後は耳鼻咽喉科・頭頸部外科の研修へ速やかに移行し,さらに専門性を高めます.


プログラムのモデルプラン:
1年次:


2年次:


1年次の3ヵ月の研修
 金沢大学附属病院において、主に病棟担当医として指導医とともに患者を受け持ちます。病歴の聴取、耳鼻咽喉所見の取り方を身につけるとともに、創傷処置の基本的手技を修得します。もちろん、患者や医療従事者に対する態度も正しく身につけます。カンファレンスへの参加により、的確かつ簡潔なプレゼンテーション方法を学びます。

2年次の8ヵ月の研修
 金沢大学附属病院での研修が基本となりますが、希望により学外研修協力病院へ出向する期間を設けることも可能です。病棟および外来での診療をとおして、必要な診察・検査・処置・治療を系統的に組み立てていく能力を養い、監督のもとに実施します。手術にも助手として参加し周術期の管理を行います。