研究室紹介 [各分野紹介:鼻]
鼻グループ研究
オルファクトシンチグラムの開発
現在のところ、嗅覚検査は自覚的な検査が主であります。当科ではラジオアイソトープを用いたマウス嗅覚路の可視化を試みることで、他覚的な嗅覚検査の開発の可能性を提示しました。マウス鼻腔内に投与した放射性同位元素201Tlは頭蓋内の嗅球に到達 し、さらに 201Tlの嗅球への移行は嗅神経の再生を反映することを外傷性嗅覚障害モデルマウスを用いて証明しました。
嗅神経の再生に及ぼす漢方薬の効果
外傷性嗅覚障害モデルマウスを用い、漢方薬が神経再生に及ぼす影響を調べています。
嗅細胞移植に関する基礎的研究
GFPマウスの嗅細胞をドナーマウスの嗅球内へ移植し、生着することを確認しました。
GFPマウスの嗅上皮 | マウス嗅球内の移植片 |
ほか、アレルギー性鼻炎と腫瘍免疫の関連についての研究、ほか各種臨床研究などを予定しています。